ブログを始めた理由①

 

鬱病と診断されたのは2年以上前になるが、なぜ最近になってブログを始めようと思ったのか。

 

それは、ここ数ヶ月、自分自身とその身の回りで起こっていることが、私の考えに変化をもたらしたからなのかもしれない。

 

まずは私自身のことから話そうと思う。

 

文章を書くのは好きだったし、自分のことを何か形に表したい、さらに人に読んでもらえたらもっと嬉しいだろうな、というぼんやりとした理想は昔からあった。

でもブログなんて、デジタルに弱い自分には手の届かない世界だと思っていたし、実現できるとも思っていなかった。

 

そんな私だったが、いつからか、

 

今までの人生で、やりたいと思ったことが漠然といくつかあったなぁ。

でも思い付くたびに「そこまでしてやらなくてもいいかな…」と打ち消してきたなぁ。

でもよく考えてみたら、ぜったい無理っていうようなことはなかったなぁ。

 

もしこのまま鬱病が悪化して、衝動的に…とかなったら、「やっぱりアレやりたかったな…」って後悔することになるんだろうか。

 

と考えることが増えた。

 

事実、私の状態は数ヶ月前から変化していた。

 

まるで自分が別人になったように、精神の安定具合が天と地ほども違うことがよく起こるようになった。

 

ある時は、朝の時点で布団から起き上がれない。

周りがみんな敵に見える。

やらなければならないことがぶわっと頭の中に溢れてくる。

でもそれについて考えがまとまらないし、そもそもまともに考えられなくなる。

あとからあとから、終わりのない何かどす黒い不安が襲ってくる。

もうすべてダメだと無条件に思ってしまう。

苦しみを消すために、自分を傷つけたり、消してしまいたくなる。

 

そんな日もあれば、

いろいろとやりたいことを思い付いたり、

食べたいものや欲しいものを買いに行くことに喜びを感じたり、

家族のありがたさに感謝したりできる、

そんな日もある。

 

自分でもそれがいつなのか、きっかけや原因が何なのかは全く分からない。

でも、突然スイッチが入ってしまうのだ。

 

もしかしたら明日の朝起きたら、ダメな状態かもしれない。

そう思うと正直、寝るのが怖い。

自分で自分が分からないというのは、怖い相手がいるよりもっと恐怖を感じる。

 

そして、もし最低な状態のときに万が一のことをしてしまったら、普通の状態の私がやりたいと思っていたことはすべて無理になってしまう。

 

その思考が私に、やりたいと思ったことは、その場で何か行動を起こす、という習慣をつけさせた。

 

ブログは、思い出したときに少しずつ準備を進め、何度か迷いはしたが、初めての投稿をした。

そうしたら、誰かに読んでほしくなり、ツイッターも始めた。

 

これで人生でやりたいと思ったことがまた1つ出来た、その思いはかすかながらも私の励みになっている。