2022-01-01から1年間の記事一覧

感情が消えた

ものすごく辛いことがあった。 でも、泣くことも怒ることも悲しむこともできなかった。 もちろん涙なんて出なかった。 ただ、どうしたらいいんだろう、何をすべきなんだろう、私の責任だな、と頭の中を同じことがぐるぐる回り続けるだけで、感情が外に出せな…

最近のクリニックで

この前クリニックに行ってきた。 1ヶ月ごとの定期診察だ。 だいたい他の患者さん達も1ヶ月ごとに、毎回ほぼ同じ時間に来院しているようで、私が行くと大抵同じ顔ぶれが待合室にそろっている。 でも、声をかける人はだれもいない。 いつも受付の女性に生き…

年末

最近、何かに追われるように忙しい。 ここ数週間は、土日も休んでいるか休んでいないか分からないくらい常にバタバタしている。 それでも不思議なもので、何かをしているから忙しいはずなのに、その内容が思い出せない。 しかしよく考えてみると、忙しいとい…

耐え難い瞬間

先日ツイッターにあげたことなのだが、とても心苦しい瞬間があった。 同じ部屋の中にいる人への否定の言葉や不平不満を、まるでその人がいないかのように、本人に聞こえるか聞こえないかの声で、数名でぶちまけ合っていたのだ。 本人には、絶対に聞こえてい…

怖かったこと

ここ一週間ほど、ずっと探し物をしていた。 普段のあまり使わないものなのだが、ないと気づいた日の前日、職場でちょうどそれを使ったという記憶があった。 持ち帰った仕事をしようと家で準備しているとき、はたとそれが無いことに気づいたのだ。 まず家の中…

12月

今朝もまた電車が遅れている。 12月に入ってから、定刻どおりに来る電車が減っているような気がする。 「お客様と接触」というアナウンスもよく聞く。 きっとほとんどが偶発的な、ほんの少しの接触なのだろうが、もしかしたら…と思ってしまうのは、自分の中…

いまのまやみ⑤

今日は私の癒しの空間、図書館に行ってきます。 今は徒歩10分くらいのちょっと狭い図書館に通ってます。 少し離れていますが、大きいところにもいずれ行ってみたいなと思っています。 私にとって家の近くに図書館があるのは、引っ越しの条件とかでもかなり重…

性格のゆがみ

自分で言うのも何だが、私の性格はかなりゆがんでいると思う。 お世辞にも良いとは言えないだろう。 一番きらいなところは、他人の幸せを喜べないことだ。 これはずっと昔から。 例えば自分もその幸せを求めているなら、先を越されたことに嫉妬を感じるのは…

忙殺

最近、本当に日々が慌ただしく過ぎていく。 ついこないだ12月になったところだと思っていたら、もう1週間。 毎晩、まる1日働いた疲れは残っているのに、その日何をしたのかを具体的に思い出せないという状態。 喪失感、虚無感、疲労感だけが残る。 いろい…

好きなもの④

動物が好きだ。 特に、小さくてもふもふしたものが大好きだ。 幼いころは、犬がとても苦手だった。 なぜかと言うと、田舎なので野良犬が多く、登下校中にしばしば出くわすことがあったからである。 集団登校だったので、行きは犬が大丈夫な友人たちに守って…

好きなもの③

好きなものとして欠かせないのが、アルコールだ。 私はお酒が好きだ。 そしてそれなりに強い。 鬱病になってから、正直に言うと酒量は増えたと思う。 コロナ渦で外に飲みに行くことはほとんどなくなったものの、そのぶん家で飲むことが増え、量も増えた。 以…

好きなもの②

読むことも好きだが、書くことも好きだ。 今もこうやってブログを書いていることで、自分の思いを綴れているのがありがたい。 そしてそれを読んでくださっている方がいるなんて、今までの私では想像もできなかったことで、感動している。 子どものころは作文…

好きなもの①

私はこれが好きだというものの1つに、読書がある。 本を読むのは好きだ。 子どものころから好きだったわけではなく、むしろ読書感想文のために無理やり読む感じだった。 本は「読まされる」ものだという意識があった。 高校生のころ、何かのきっかけで図書…

いまのまやみ④

最近また暗い話が多かったので、ちょっと一息つこうと思います。 12月に入って、急に冬になりましたね。 めちゃめちゃ寒いです! 私、寒いのが極端に苦手なのでホント往生してます。 真夏か真冬か選べと言われたら、間違いなく真夏と即答するくらい、寒さが…

家族とのこと

「影響しているもの」には思い当たるものを書き連ねていた。 また思いついたら書こうと思う。 今回「家族」というのは、以前書かせていただいた実家のことではなく、今一緒に住んでいる、夫と子どものことである。 とりわけ子どもについては、私のこの病気が…

影響しているもの③

子どものころ、自分は環境の変化に強いと思っていた。 のちにそれは間違いだと分かる。 私は環境の変化に左右されない人間なのではなく、ただ変化する経験がなかっただけだった。 思えば、田舎に住んでいた私は、常に同じ顔に囲まれていた。 小さな町には引…

影響しているもの②

薬の他に大きく影響していると感じるのが、ホルモン周期と言えばいいのか、女性特有の1ヶ月内のリズムのようなものである。 若いころはそんなこと考えもしなかったし、放っておいてもそれなりに体調も精神状態も順調だった。 私は目に見えないものが理解で…

影響しているもの①

私の鬱病の病状に大きく影響していると思うものがいくつかある。 まず、言わずもがな、クリニックから出してもらっている薬だ。 私の場合、朝と寝る前に薬を飲む。 夜のものは、不眠の状態が今より軽かったころは、症状や状況によって飲まなくてもよいと言わ…

よく見る夢

よく夢を見る。 あまりありがたくない夢が多い。 途中で何度も目を覚まし、再び寝入る度に少しずつ内容が変わりながら続編が上映される。 最近見たのは、私がよく見るタイプの1つの、仕事関係の夢だ。 今まで仕事で関わってきた人や、何かで見覚えのある顔…

仕事と性格

私の今の職種は、うつで悩む人が多いそうだ。 通っているクリニックでも、同じ職業の患者さんが私の他にも何人もいるらしい。 私は、元来内向的で、ネガティブで、神経質な性格だ。人と向き合うことで精神的負荷を感じやすい。 でもおそらく世の中の人がこの…

忙しいカラダ

私の脳ミソはいつも忙しいが、カラダも忙しい。 というのは、何かしていないと落ち着かないからだ。 じっとしていると、やらなければいけないことを放っておく罪悪感のようなものにかられて、何かやるべきことがあったのではないかと思考を巡らし、思い出し…

忙しい脳ミソ

運動している時 デスクワークや勉強している時 何もしていない時 この3つの中で、脳が最も忙しく働いているのはいつでしょうか、という問いかけをある本で読んだことがある。 正解は、何もしていない時、だそうだ。 私もそう思う。 私は、脳が休んでいるこ…

HSP③

思い返すと、自分がHSPと考えるとしっくりくることが、小さいころからたくさんあった。 映画も1つだが、最大級に苦手なものの1つにお見舞いがあった。 重病の人を見舞うのは誰しも気が重いものだと思うけれど、私の場合、入院している人がたとえ骨折や…

HSP②

自分がHSPだと知っていちばんスッキリしたのが、映画が見られない原因が分かったことだ。 私は映画が苦手だ。特に映画館で見るのがダメで、子どものころ学校でビデオを見るのも、休もうかと思うくらい辛かった。 ハッピーエンドだろうがバッドエンドだろ…

いまのまやみ③

みなさんは、お酒好きですか? 先週、ボジョレーが解禁されましたね。 私ワインが(というかお酒が)好きなので、早速この週末に買って飲みました。 一晩で1本… えーっと…1人で… 気づいたら空いてたんですよ! いやぁ、不思議な出来事でした。

HSP①

HSPという言葉を聞いたことがあるだろうか。 Highly Sensitive Personの略で、「人一倍繊細な人」という意味らしい。 ●大きな音や刺激が苦手 ●人と会うことに気疲れし、自分のプライバシー空間に逃げたくなる ●他人の気分に左右される ●生活や環境の変化…

反動の反抗②

親からの連絡は全て無視した。 年末年始も帰らなかった。 当然、姉の子どもが生まれたという連絡にも、何も反応しなかった。 ひたすら、自分のやりたいことをやった。 今までやったことのないような、普通の女の子が楽しむようなことを。 誰にも遠慮しなくて…

反動の反抗①

「育った環境」の後日談のような感じで読んでもらえたらありがたい。 大学を卒業した私は、近隣の他府県で仕事についた。 その頃姉は独り暮らしを始めていて、ほとんど顔を会わせることもなかった。 しかし、ある日私が仕事から帰ってくると、母が神妙な顔つ…

ブログを始めた理由②

身の回りに起こったことというのは、もちろん嬉しいことではない。むしろ、辛いことばかりだ。 いちばんショックだったのが、私が今の職場に入ったときから数年間一緒に仕事をさせてもらっていた先輩が、大きなご病気だと分かり、治療のために退職されたこと…

ブログを始めた理由①

鬱病と診断されたのは2年以上前になるが、なぜ最近になってブログを始めようと思ったのか。 それは、ここ数ヶ月、自分自身とその身の回りで起こっていることが、私の考えに変化をもたらしたからなのかもしれない。 まずは私自身のことから話そうと思う。 文…