よく見る夢

 

よく夢を見る。

あまりありがたくない夢が多い。

 

途中で何度も目を覚まし、再び寝入る度に少しずつ内容が変わりながら続編が上映される。

 

最近見たのは、私がよく見るタイプの1つの、仕事関係の夢だ。

 

今まで仕事で関わってきた人や、何かで見覚えのある顔の人がたくさん出てきて、何の脈絡もなく私に対し暴言を吐いたり、敵意むき出しの態度をとったりしてくる。

 

そして私は彼らに対し、とにかく自分の思う正論を述べまくる。普段は使わないような攻撃的な言葉を使い、わざと相手の神経を逆撫でするような言い方で対抗する。

 

その繰り返し。

 

現実世界では、私は攻撃的なことは言わないし、大きな声も出さない。

そもそも人が出す大きな声が苦手なので(自分に向けられたものでなくてもビクッとする)、自分から発することができない。

 

なのに夢の中の私は、自分でも驚くほど、言いたいと思ったことを機関銃の如くまくし立てている。

 

これは、私の願望の表れなのだろうか。

 

言いたいと思うことがあっても言えない、思い切り攻撃して言い負かしてやりたいけれどそうもいかない、そういう鬱屈した思いが夢に出ているのかもしれないな、と思う。

 

昔は見た夢なんて起きた瞬間忘れてしまうことも多かったのに、うつ傾向が強まってからは見る夢が異常なくらいリアルになり、ずっと記憶にこびりつくようになってきた。

 

見た夢次第で、その日の調子が決まってしまうようなところもある。

 

しょせん夢は夢、と割りきれるといいのだけれど、そこはやはり私、あれこれ考えてしまうのだ。