動物が好きだ。
特に、小さくてもふもふしたものが大好きだ。
幼いころは、犬がとても苦手だった。
なぜかと言うと、田舎なので野良犬が多く、登下校中にしばしば出くわすことがあったからである。
集団登校だったので、行きは犬が大丈夫な友人たちに守ってもらえた。
しかし帰りは個人なので、一緒に帰る友人に犬耐性がない場合もある。
そんな時に限って出くわすのである。
記憶にある限り数回のことだが、校舎内に野良犬が入ってきたこともある。
運悪く一階の教室だった我がクラスは、ドッグランと化した。
猛スピードで駆け回る犬に対し、先住民である私たちができたことは、各々が机の上やロッカーに避難し、嵐が去るのを待つことだけであった。
話が逸れたが、この犬嫌いも大人になるころには克服されており、それどころか年々動物好きのレベルは上がってきている。
ショッピングモールやホームセンターに行くと必ずペットゾーンを訪れる。
そして子犬や子猫や小動物や魚を一通り堪能し、目の保養をして帰宅する。
動物園や牧場などに行くと、何より楽しみなのがふれあいコーナーだった。
コロナ渦で最近はご無沙汰だが、小さな動物たちを撫でたり抱っこしたりすることで、何ともいえない幸せな気分になった。
しかしペットを飼うとなると、HSPの私にとっては最大の障壁がある。
お別れが辛すぎるのだ。
飼いたいと思っても、楽しい生活の先の先のことまで考えすぎて二の足を踏む、ということを繰り返してきた。
しかし、やりたいと思ったことはやれるうちにやっておこうと考え、以前からやりたかったブログを始めたように、ペットもやっぱり飼いたいと意を決し、数ヶ月前にお迎えした。
ペットとの生活は大変だが、やはりそれにも勝る癒しがある。
終わりの時が来たら…と不安になることはもちろんあるが、迎え入れたことに対しては後悔はない。
それまでしっかり世話し、愛情を注いであげたい。
先のことばかり考えて不安になるより、今してあげられることをしっかりする、そして自分が極力明るい気持ちで今を大事にする。
まだ私にとってハードルは高いことだが、そうすることの大事さに気づかせてもらえたと、感謝している。